そしてのそして、昨日無事に新刊が完成いたしました。
ああ、逢えた。
たくさんの方に編んで頂いた賜物にほかならない一冊となりました。間がかかって、はらはらして、ちょっと揺らいで。
春を尋ねるという句の深みに憧れたものの、歪のキーワードをイントロダクションに付すに至った通り、ゆらぎや移り変わる在り様を描いたものとなった気がしました。
「今度は何の話なの」と家族が尋ねてくれましたが、かくかくしかじか、シャンソンの名曲を訳された方のお話からイメージを想起して、色々膨らませたと答えました。
特筆すべきは、過去作(当社比)よりもゆうさくさんが青くて、尾が意地っ張りという点でしょうか。
幕末生まれの祖父母(原作)→戦前ぎりぎり生まれの母(現代設定)の尾と、サツマ閥の父(原作)→戦前生まれ(終戦時に満州の終焉を見届け、上野に引揚げ者/進駐軍を客にするバーをひらいたトメと恋に落ちて去ってしまった)という、ノーカットでやると300Pになるであろうものが半分に………なったのだと自覚しておりますが、これや如何に。
BGMは以下の通り。
ちょっと懐かしい曲から、肝になったモデル曲まで(※作中はすべて架空の曲になってます)。
愛の~はサブスクを探すだけでも、たくさんの方が歌っておられて。聴けるなら是非!と思い立ったら、なんというかホントに其々の歌手の方の背景が香り立つようだと感じました。
作品のテンポと雰囲気は、4月から虎に~を観ていたこともあって、Yさんの曲がメイン……となりました。
hydronym
unofficial fan art for GOLDEN KAMUY+ historical essay or archives.
2コメント
2024.06.23 13:43
2024.06.23 08:05