映画の円盤を家族と観ました。
見る毎に気づきはあって、此処に書き留めておきたいことは欠いておこうと思うのですが…まず今原稿やっててふと思うことをひとつ。
203高地を駆ける兵士の表情が見える。
演技として、言葉として引き出してスクリーンに映し出したことの凄みだな…と何度も見いってしまいます。
原稿を進め始めるまえに、柴大将の手記のほか、尾ちゃんと同じく上等兵として第七師団に加わって出征された方の資料を拝読したりしていました。
するとGKのなかでずうっと描かれていたように、立場や経緯などが異なる群像のイメージが湧いてきまして……
たとえば柴大将の手記ですと、会津のおしえありきの精神のうえに辛苦の経験と洋式の教育、日清戦争、北清事変と軍人として人を率いる立場の方の目線が。
一方、上等兵さんですと、「来てくれた」「○○の行事があった」「慰問の品が届いた」などの記載があり、戦地から室蘭への帰路に発つ前の師団の兵営の生活がそれぞれ示されています。かと思ったら、別の師団の兵士のお手紙には実家を気遣う旨があったり、派兵前夜に芸者招いての酒宴…などなど。なので資料を読めば読むほど、nd先生のキャラクターの描きわけや感情の描き方に、再び立ち返って見入ることがあります。
そんなわけでいよいよ明日からドラマだでワクワクしつつ、おやすみなさい。
今日の原稿は↑があるんだよなあ…と考えつつ、大体5000字くらい進みました…おやすみなさいませ。
hydronym
unofficial fan art for GOLDEN KAMUY+ historical essay or archives.
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